WSL2/Ubuntu 上で pbcopy を叩けるようにする
概要
- Windows 11 で WSL2 を使って Ubuntu を利用している
- SSH公開鍵をクリップボードへコピーするのに
pbcopy
コマンドを叩きたくなったが、こいつは Mac で組み込まれているコマンドのため使えない - Windows では
clip
コマンドで同じことができるらしい pbcopy
と叩いたらclip
が動作するよう、エイリアスを設定してみる
参考リンク
やったこと
Windows Terminal から Ubuntu を起動
ホームディレクトリを確認すると、bash 用の設定ファイル .bashrc
が存在している
$ ls -la | grep bash
-rw------- 1 hi3103_wsl hi3103_wsl 3629 3月 10 23:28 .bash_history
-rw-r--r-- 1 hi3103_wsl hi3103_wsl 220 11月 10 11:14 .bash_logout
-rw-r--r-- 1 hi3103_wsl hi3103_wsl 3827 11月 10 11:34 .bashrc
中身を確認するとすでに色々と書かれており、エイリアスに関しては以下の記述があった
# Alias definitions.
# You may want to put all your additions into a separate file like
# ~/.bash_aliases, instead of adding them here directly.
# See /usr/share/doc/bash-doc/examples in the bash-doc package.
if [ -f ~/.bash_aliases ]; then
. ~/.bash_aliases
fi
どうやらエイリアスの設定は .bash_aliases
のなかに書くとよさそう
現状はまだファイルが存在していないので作成
$ touch .bash_aliases
vi コマンドで編集画面に入る
$ vi .bash_aliases
以下を追記して保存
alias pbcopy='clip.exe'
以下で .bashrc
を即時読み込み(もしくは Windows Terminal を閉じて開き直す)
$ source .bashrc
ためしに公開鍵のコピーを実行 → 成功!
$ cat ~/.ssh/id_ed25519.pub | pbcopy