mkcert を導入する(ローカル開発環境へのSSL接続)

概要

  • ローカル開発環境でも SSL 接続でブラウザチェックをできるようにしたい(ブラウザでの警告が出ないようにしたい)。
  • mkcert を使って、ホスト側に認証局を設け、自己証明書を発行することで上記を達成する。
  • 本エントリーでは下準備として必要な mkcert の導入手順を記載する。

対象パッケージ

GitHub – FiloSottile/mkcert: A simple zero-config tool to make locally trusted development certificates with any names you’d like.
https://github.com/FiloSottile/mkcert

導入手順

Windows の場合

Chocolatray からインストール可能。管理者権限で Windows PowerShell を起動して以下を実行。

  1. パッケージインストール

    choco upgrade chocolatey
    choco install mkcert
  2. mkcertでローカル認証局を作成

    mkcert -install

    コマンドを実行するとセキュリティ警告がでてくるので、[はい] を押下。

    セキュリティ警告のダイアログ。発行者が次てあると主する証明機閂 (CA) から証明書をインスト ー ルしようとしています、といった内容が書いてある。

    完了すると以下の表示がでる。

    PS C:\Windows\system32> mkcert -install
    The local CA is now installed in the system trust store! ⚡️
    Note: Firefox support is not available on your platform. ℹ️

macOS の場合

Homebrew からインストール可能。Terminal から以下を実行する。

  1. パッケージインストール

    brew update
    brew install mkcert
  2. mkcertでローカル認証局を作成

    mkcert -install

    コマンドを実行すると、そのまま完了して以下の表示がでる。

    $ mkcert -install
    The local CA is already installed in the system trust store! 👍

備考

WSL2 環境で開発するときの注意点

  • コマンド的には macOS と同じ手順になる。
  • が、ブラウザの表示チェックは、 Windows OS 上のブラウザからローカル環境を参照する形。
  • ということは、ローカル認証局の作成も、自己証明書の発行も、Window OS 側で操作する必要がある。
    • WSL2 上で上記を行ったとしても、ローカル認証局の確認ができないので「安全ではないアクセスです!」の警告が出てしまう。

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